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温度を管理して睡眠の質を高めるスマート枕

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良質な睡眠を得るためのカギが体温の変動にあることが明らかになっている。体温は、眠りに落ちる際には約1℃下がっており、反対に、目を覚ましていく過程で徐々に上昇する。

今回ご紹介するプロダクトは、体温調節で中心的な役割を果たす頭部や頸部に働きかけることで眠りに適した体温調節を促し、睡眠の質を高める枕だ。睡眠パターンを学習して、夜間の枕の温度を精巧に調整することで、どんどん効果が高まるという。

特許取得中の技術を活用したスマート枕「Moona」の詳細をみていこう。

・眠りの状態に合わせて枕の温度を調整


深い眠りに落ちるとき、気持ちよく目覚めるときなど、夜間眠っている際の体温は瞬間ごとに最適な値が異なる。Moonaはユーザー個別の睡眠パターンを理解し、頭と首の温度を調節して最高の睡眠を得るのを助けてくれる。

眠る時間が来るとゆっくりと枕を冷やし始め、自然に睡眠に落ちる。夜間は頭の温度に適応し、低めの体温を保ったまま深い眠りを維持。途中で目覚めることなく眠り続けることができる。設定した起床時間が近づくと、徐々に枕を温めはじめ、爽やかに目覚めることができる。

・ユーザーのデータから学習してどんどん賢くなる


Moonaの本体には室温、湿度、周辺光センサーを搭載しており、寝室の環境分析を行っている。これにより、睡眠の質と環境の相関を調べるとのこと。また、ユーザーの睡眠中の動きなどから総合的な睡眠分析をおこなっている。

さらには、Moonaの温度が夜間にどのように変化するかを視覚化した(必要に応じて手動で設定可能)温度プロファイルを作成する。

設定や温度プロファイル等モニタリング、分析結果からのフィードバック参照のためには専用アプリを利用。アプリでは、センサーとユーザーにより入力された特性から、睡眠をさらに改善するためのヒントをレコメンドしてくれる。

睡眠を最適化するための温度プロファイルを更新し続けるのだが、多くのユーザーのデータを収集して、機械学習しているため、データが集まるほどスマートになっていく仕組みだ。

現在Kickstarterでの支援を受け付けているMoonaは1個39ドル(約4400円)から購入ができる。残念ながら発送対象地域に日本は含まれていないため、市販化のチャンスを伺いたい。

Moona/Kickstarter

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