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キングストン大学らが1枚の顔写真からの3D顔モデルの生成に成功

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3Dモデルの制作は、さまざまな3Dスキャナやソフトが市場に出てきたことで以前に比べてずっと容易になっている。ただ、一般の人にとっては、3Dスキャナはまだまだ高価で、ワイヤーフレームを長時間グリグリやるのにも抵抗があるだろう。

今回、キングストン大学とノッティンガム大学のAI専門家グループが開発した技術を使えば、3D顔モデルの制作は劇的に簡易化できるかもしれない。

この技術では、3D顔モデル制作に必要なのは1枚の顔写真のみだ。2D顔画像を3Dに変換する新手法についてご紹介する。

・機械学習により平面から3Dオブジェクトを推測可能に


2Dの顔画像を3Dに変換する、この新手法の開発には、御多分に漏れず機械学習を利用している。研究者らは、畳み込みニューラルネットワークを用いて、膨大な顔データとそれらの3D顔モデルのデータセットによる訓練を実施。

最終的に、写真では見えない部分も含めた、3Dオブジェクトを推測できるようになったようだ。

この研究成果は、来月ヴェネツィアで開催されるコンピュータービジョンの国際会議( International Conference on Computer Vision)で発表される予定となっている。また、プロジェクトのウェブサイトで論文が公表されており、GitHub上ではソースコードも公開されているので興味のある方はのぞいてみてほしい。

・自分の顔写真の3D化も試せる


論文やコードはわからなくても、この驚くべき成果は簡単にデモサイトで確認できる。サイトには、アラン・チューリングやバラク・オバマなどの著名人の顔画像が公開されており、これらをクリックするとすぐさま3D変換されるようになっている。

生成された3D顔モデルを見ると、頭上など不自然な部分もあり、まだまだ完璧とまではいえないまでも、確かに横から見た顔や下から見た顔も立体的に再現されているのがわかる。

これだけでなく、自分の写真をアップロードして確かめることができる。こちらもかなり人気があるようで、9月7日にデモサイトが開設されて以来11万件以上(9月18日時点)の画像がアップロードされ、3D変換が試されているようだ。

20分後にはアップロードした画像は削除され、デモの目的以外で画像の使用はされないようなので、ぜひ気軽に試していただきたい。

参照元:This AI program can make 3D face models from a selfie-The Next Web

 

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