「BrainShop」と呼ばれる会話型AI技術を実装した携帯端末は、人間の言葉を理解し、人間によるワンタッチ操作で応答可能だ。
・2言語間の切り替えがスムーズ
「BrainShop」の開発に携わったAcobotは2010年に創業したばかりのスタートアップである。同社は創業以来、英語対応の会話型AIの開発に注力してきた。
「BrainShop」は英語と中国語(簡体字)の2言語に対応。必要に応じて、両言語がスムーズに切り替わるようになっている。今後は市場の需要を加味し、対応言語を増やしていく予定である。
・中小企業向けAPIプラットフォームとして
「BrainShop」はアプリ開発者向けのaPaaS(アプリケーション・プラットフォーム・アズ・ア・サービス)というもう一つの顔を持つ。
AIの開発に要する費用は決して安価ではない。Googleやマイクロソフト、IBMなどの大手のみならず、中小企業にもAI事業への参入のチャンスを与えるべく登場したのが無料の「BrainShop」(β版)である。
機械に人間の言語を理解させ、人間の言語での応答を実現させる点で、IBM「ワトソン」やグーグル「テンソルフロー」とは一線を画する。
コーディングの知識を一切必要とせず、脳やバーチャルロボットの専門家とミーティングを開いているような使い心地だ。AIにビジネス方針などを教え込むだけで、SiriやCortanaに準ずる独創性に富んだAI関連製品を容易に生み出せるようになる。
BrainShop