その発想は、現代の最先端テクノロジーに大きな影響をもたらしている。
・まな板からザルへ
クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に出展された「Oriboard」という製品。これは日本の折り紙文化へのリスペクトが生み出したものだ。
Oriboardはまな板ではあるが、折り目がついている。この通りに本体を曲げれば、二通りの大きさのザルに変形するのだ。
ザルというものは、非常にかさばる。食器棚に入れたはいいが、ザルのせいで余分にスペースを割く羽目になってしまったということは珍しくない。しかしOriboardは、あくまでも「1枚の板」に過ぎない。これならかさばることはないはずだ。
また、Oriboardには小型のおろし金と栓抜きもついている。これひとつで、料理の幅も広がるだろう。
・19ユーロからの配送受付
さて、気になる値段である。9月14日現在、Kickstarterでは1枚19ユーロ(約2500円)から。ただし、日本への出荷はそれに5ユーロ(約660円)が別途加算される。
我々日本人の祖先が編み出した折り紙という伝統技法は、今後も近代テクノロジーに数多くのヒントを与えるはずだ。
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