今回ご紹介するプロダクトは、本格的な光の演出を、誰もが簡単に扱えるようにしたという点で画期的なものだ。もちろん、玄人がさらなる高みを追求する目的で取り組めば、セットはどこまでも拡張が可能で、演出も高度で複雑なものにすることができる。
garageCubeが開発した、ユーザーフレンドリーなLEDキットの内容をみていこう。
・ソフトやコントローラーで自在にLEDをマッピング
スイスのgarageCubeは、10年以上前からステージデザイン、ビジュアルアート、ライブパフォーマンスの光演出に関する開発を行ってきた。プロジェクションマッピング及びLEDマッピングのためのソフトウエア、「madMapper」は彼らの主力製品だ。
今回、Kickstarterで支援を募っているのはこのmadMapperと完璧な互換性のあるLEDキットとなる。
madMapperでプログラムを組んでの制御も可能だが、サードパーティーのMIDIコントローラーでのライブコントロールにも対応している。ビデオファイル、ライブフィード、生成画像などのあらゆる種類のコンテンツを使用してLEDを制御できる。
・シンプルな組み立てでセッティング完了
軽量なアルミニウムでできた(50cmタイプのバー16本でも4kg以下!)LEDバーを固定ネジで接続。プラグ・アンド・プレイの電源ケーブルはデータ伝送の役割も兼ねる。バーには、自動的にアドレスが割り振られ、セットアップはとても簡単だ。
キットには、LEDバーのタイプが1mのものと0.5mのものがある。1セットで合計8mぶん(1m×8本 or 0.5m×16本)のLEDバーが含まれ、ケーブル類やカバー類、コネクターや固定ネジなど1式となる。
madMapperの1年ライセンスやDMXコントローラーがオプションで用意されており、さらに拡張したい方にはLEDバーの追加も可能だ。
現在、Kickstarterで499CHF(約5万7300円)から支援可能となっており、madMapperのライセンスは、プラス59CHF(約6800円)で手に入る。
もし、もっと大掛かりなセットをご所望なら、LEDバー64m分(1m×64本 or 0.5m×128本)のセットが、Early Birdでわずかながら残っているので、3099CHF(約35万5500円)でゲットできる可能性がある。詳細はKickstarterのキャンペーンページを参照されたい。
LED by garageCube/Kickstarter