15年に渡り、OBD2の研究をおこなって開発された「Zubie」というプラットフォームは、このOBD2から発信される情報を、スマートフォンという1つのスタンドアローンに統合し、一般の人にもわかりやすく表示してくれるツール。メモリースティックのように差し込む形状をした「Zubie key」を車にセットすると、アプリがそこからさまざまなデータを引き出して分析する。
この「Zubie key」はワイヤレス接続ができ、GPSチップや加速度計を内蔵している。たとえば、「バッテリー残量が少ない」「酸素センサーに問題あり」「タイヤ交換推奨」など、なかなか見えにくい車の内部構造で生じる問題をユーザーに知らせてくれるほか、どのように修理すればいいのか、修理にどれくらいの費用がかかるのかといったことまで教えてくれる。さらに、家族の車をグループ登録しておけば、今どの車がどこにいて、目的地到着予定時刻はいつなのかといったことがわかるため、迷子になるなどのトラブルに巻き込まれていた場合、家族が事態をより早く掴むための手助けとなりそうだ。
また、自分の車の現在の市場価値を算出するといった機能もある。「Zubie」を使うことで、どの程度ガソリンを使っているのか、どれくらいの速度で運転しているのか、運転している車はどのようなパフォーマンスだったかということを把握することができる。「Zubie」は、年99.95ドルで利用することが可能だ。愛用の車を長く、そして安全性を保ちながら使うために、ぜひ「Zubie」を導入してみては。
Zubie