薄いディスプレイや、曲がるディスプレイなど、ディスプレイの開発技術も年々進化している。今回紹介したいディスプレイ「Globe」は「回るディスプレイ」とも呼べる、なんとも画期的かつ神秘的なディスプレイなのだ。
・240個ものLEDライトが1秒に15回転
Globeは、240個のLEDを搭載した円盤と、それを回すための機械が詰まった台座でできている球体ディスプレイだ。そのままでは球体ではないが、起動させると円盤が1秒に15回転し、それによって生まれる残像が形を成し、どの角度からでも見られる球体ディスプレイとなる。
このディスプレイに映される地球の映像がなんとも美しく、神秘的だ。本体は20kgと重く、個人向けディスプレイとしては不向きかもしれないが、美術館や博物館、イベント会場に設置すれば目を引くディスプレイといえるのではないだろうか。
・Raspberry Piを使いゲームのディスプレイにも
本体はRaspberry PiとWiFiが搭載されているため、iPhoneやAndroidのスマホからコンテンツを無線で投影することも可能なのだ。しかも、HDMIにも対応しているので、画像や動画だけでなく、ゲームのディスプレイとして使うことも可能だ。
コンテンツによっては、球体で投影することのメリットはほぼないかもしれないが、使い方によってはなんとも可能性を多く秘めたディスプレイである。値段は今なら545ポンド(約7万7850円)。
Kickstarterにて2017年10月3日までキャンペーンを実施しているそうなので、立体的な映像を楽しみたい人は要チェックだ!
執筆:Doga
Globe/Kickstarter