それはまさに「カンブリア紀」と表現すべきか。すなわち、その製品の種類がある時いきなり多様になったということだ。
ここでご紹介する『AURORA』も、今までになかった形式のスピーカーである。
・秘密は「真ん中の窪み」
中央が大きく窪んだ円形の置物。それがAURORAだ。
その窪みに、ちょっとした小物を置いてもまったく支障はない。だがこれは、Wi-FiとBluetoothに対応した立派な全周囲スピーカーである。
小物を入れる窪みに、スマートフォンを置いてみよう。するとワイヤレス充電が始まる。遠目には灰皿か香炉にしか見えないが、中身は最先端のデジタルガジェットである。
AURORAの外周、縁の部分をタップしてみる。これは再生ボタンの代わりだ。今度はその縁を指でなぞってみよう。音量の変化はこの操作で行う。人間の直感に忠実な機構と言える。
連続稼働時間は24時間。充電器としても音響機器としても、申し分ないスペックである。
・限定50人の格安枠
このAURORAは、クラウドファンディングサイト『Kickstarter』で投資枠を設けている。
価格を見てみよう。販売予定価格は300ユーロ(約3万9000円)だそうだが、Kickstarterでは170ユーロ(約2万2000円)から。ただしこの値段の枠は、限定50人までであることを留意していただきたい。
そして日本への配送は、別途150ユーロ(約2万円)が加算される。来年3月の配送を予定しているとのこと。
Kickstarter