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不要になったガラス瓶を再利用! 急速充電で約4倍のエネルギーを生み出す大容量バッテリー

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米国のカリフォルニア大学リバーサイド校では、不要になったガラス瓶を再利用し、バッテリーを生み出す技術に注目が集まっている。

少ない充電で大容量のエネルギーが得られるとともに、地球環境の保護にもつながり一石二鳥だ。

・急速充電を実現する大容量バッテリー


注目のバッテリーの原料となるのは、毎年不要ゴミとして大量に廃棄されているガラス瓶だ。

ガラス瓶に含有される二酸化ケイ素から、リチウムイオン電池の原料となり得る高純度のナノ粒子が生成されるという。

新たに生成されたナノ粒子を陽極に使用することで、従来のグラファイトを凌ぐ急速充電が実現される。しかも得られるエネルギー量は通常の約4倍だ。

・低コスト


そもそも、シリコンの陽極はグラファイトの陽極よりも最大で10倍のエネルギーを蓄えることが可能だ。その反面、充放電が安定しないというデメリットがある。

今回、シリコンをナノ粒子レベルし、炭素で被覆することで、拡張や縮小を抑えつつ、安定した充放電を行うことに成功した。

以上の化学反応プロセスは低コストであるため、今後コスト効率が高く、なおかつ地球にやさしい手法として定着していくことだろう。

身近なスマートフォンやノートパソコンから、プラグインハイブリッドカー、電気自動車まで、幅広い用途が見込まれている。

University of California Riverside

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