スマホのどういうサービスを最も利用するかというのは、ユーザーによって異なる。通話が主体という人もいれば、インターネット端末としてしか利用しない人もいる。定額制だと使用料が高額になるというリスクは回避できるものの、月末に使用状況をみて通信の許容量がまだたっぷり残っていた…というのではもったない。しかし多くのパッケージプランは、通話と通信がセットになっていたり、どうしても月によって使用量に変動が出てくる。そこで登場したのが、余ったデータを誰かにあげられるというプランだ。
Tworldによると、今年1月にサービスを開始したところ、最初の40日間で50万件もの利用があった。ほとんどのケースが、親から子どもへの“データ譲渡”だったという。もちろん、同じネットワーク内でなければこのプランは利用できず、客の“囲い込み”が狙いだ。通信業界はどこの国でもユーザー獲得で激しい競争を展開しているが、こうしたサービスで他社との差異化をはかるのなら消費者は大歓迎だろう。
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