そんなとき重宝するのが、飲み物を注ぐと勝手に種類や量を識別してくれるタンブラー「Prismcups」だ。このタンブラーはカロリー計算はもちろん、砂糖やカフェインの量もカウントしてくれる優れもの。Prismcupsの機能や特徴をご紹介する。
・RGBカラーセンサーで飲み物を正確に識別
Prismcupsは、盲点となっている飲み物のカロリー、砂糖、カフェインの量を計算して記録してくれる。興味深いことにこのタンブラーは、注ぎ込まれた飲み物を色で識別している。
実は、RGBカラーセンサーを活用することで、高価な分子センサーを用いたものよりプロダクトの価格がずっと抑えられるのだ。
ただ、色は微妙な光の当たり具合などで変わりやすく、RGBカラーセンサーでの識別は、精度において分子センサーによるものに劣ることは否めない。Prismcupsでは、機械学習によるRGBコードの範囲の割り当てで、この課題を克服している。
赤外線スペクトルで測定した飲み物の量と、データベースから取得した成分から含有量を計算し、これらが記録される仕組みとなっている。
なお、データベースに登録されていない飲み物については、自分で新規に登録したり検索したりすることが可能だ。
・消費すべきカロリーも教えてくれる
ここまで、おもにPrismcupsの技術について話をしてきたが、このタンブラーは機能面でもぬかりがない。アプリケーションにて身長や体重などを入力すると、1日を通して消費する必要があるカロリーを教えてくれる。
Apple Healthkit、Google Fitnessなどと連携することもできて、総合的なカロリー管理をおこなっている方には使い勝手がいい。
管理するスマホとの通信はBluetoothでおこない、充電はワイヤレスに対応している点もありがたい。現在約30種類の飲み物が登録されていて、まだ数は充分とはいえないが、使えば使うほど賢くなるスマートなタンブラーの成長に期待したい。
Prismcupsは現在Kickstarterでサポートを募っている。プロダクトを手に入れるための出資は59ドル(約6460円)からとなっていて、検討される方は以下からチェックしていただきたい。なお、配送が開始されるのは2018年9月を予定している。
Prismcups/Kickstarter