
たとえドローンがバラバラに壊れても、その現物さえあれば保険が下りる。だが、紛失はそうではない。このあたりスマートフォンもそうだが、ドローンの場合は「不時着水からの水没」という可能性がある。
そういうこともあり、ドローンの水上飛行は慎重にならざるを得ない。
・ドローン用エアバッグ

国内クラウドファンディング「Makuake」に登場した「ドローンフロート」は、愛機の水没を防ぐ外付けエアバッグである。
重量わずか250g。携帯型小型ドローンや競技に特化したドローンでなければ、あらゆる機体に装着できるという。
ドローンが着水すると、水感知装置が作動しエアバッグが膨らむ。ありそうでなかった製品である。この発明により、今後多くの機体が水没から救われるはずだ。
・公共マナーの問題

こうした製品は、これから「装備しなくてはならないもの」になっていく可能性がある。落下した機体の回収に全力を傾けることは、パイロットにとっての責務と言える。これは保険が適応されるか否かよりも、むしろ公共マナーの問題ではないか。ドローンの発達は、安全面での担保があってこそ実現する。
マナーを意識すればするほど、「機体の落下対策」を検討することが求められるのだ。
Makuake