イギリスのマンチェスター大学の研究チームが、布に直接プリントして使用するバッテリーを開発中だという。もう充電器を持ち歩かずにすむ日は近いかもしれない。
・布にプリントして使用するバッテリー
多くのウェアラブルアイテムが登場している昨今、しかしながらバッテリーや充電の問題は一つの課題として残されている。イギリスのマンチェスター大学の研究チームは、グラフェン酸化物インクを用いて生地の上に印刷できるバッテリーを開発。
このバッテリーを生地に印刷することで、スマートテキスタイルとして身につけることが可能で、生地上のバッテリーを介して他のデバイスの充電をすることもできる。洗濯も可能なので、まさに通常の衣類のように扱うことができるという。
・ヘルスケアの分野でも活用が期待
研究チームは、このスマートテキスタイルについて、エネルギーを貯蓄するだけでなく、同時に人間の活動と生理的状態をモニターすることができ、環境にやさしく費用効果の面でもメリットがあると今後の可能性も提示しており、ヘルスケアの分野など、幅広い活用が期待されている。
人との生活と密着に関わってくるテキスタイル=洋服だからこそ、スマート化されることで考えられる可能性は限りない。我々の生活の利便性がより高まり効率化される日は近いかもしれない。
Flexible batteries power the future of wearable technology