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Start Up 再配達問題の解決の糸口に!スマホで開け閉めする格安電子コインロッカー「SPACER」に話を聞いてみた

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再配達問題の解決の糸口に!スマホで開け閉めする格安電子コインロッカー「SPACER」に話を聞いてみた

近年、ネット通販が普及し、深刻な問題になりつつある宅配再配達問題。民間企業は、この問題を解決すべく、コンビニエンスストアを使った受け取りサービスなど、多くの取組みを行ってきた。 その解決策として期待されるのが、スマホで送...

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近年、ネット通販が普及し、深刻な問題になりつつある宅配再配達問題。民間企業は、この問題を解決すべく、コンビニエンスストアを使った受け取りサービスなど、多くの取組みを行ってきた。

その解決策として期待されるのが、スマホで送受信する電子のカギで解錠、施錠できる電子コインロッカー「SPACER(スペースアール)」だ。近い距離でのEC取引の場合、SPACERを介することで従来の配送手段に頼らない商品の直接的かつ安全な受け渡しが可能になるという。

今回は、SPACERのCEOである田中 章仁(たなかあきひと)氏に「SPACER」の開発の経緯と今後の展望について話を聞かせてもらった。

・スマホが鍵の電子コインロッカー


Q1:まずは、今回のSPACERの開発に至った経緯をお聞かせください。

私はもともと9年ほど社会貢献団体に属しており、農業や環境といった問題に取り組んでおりました。その中で自分たちの団体が助成金をいただかずとも順調に自走し始め、(中略)時間ができたのがきっかけです。特に宅配問題は今後爆発的に増えていくECのあり方と低価格にもかかわらず配達業者様のサービスに依存している現状の中、取引されている方々が荷物の受け渡しのために指定の場所で待っていなければならないという時間拘束のストレスを訴えていて、これがクラッシュするのも遠く無いと思い会社を立ち上げたのが2016年の7月でした。ちょうどその頃、私の所属しているメンサというIQ団体で毎週のように世界中のセキュリティコンテストに参加しており、そこで一緒にコンテストを行っていたCTOの丸山と、社会貢献団体時代に一緒に数千万円の売り上げを作ったCOOの松元に、こんなことを考えているのだけど一緒に会社を立ち上げないかと相談したのが12月ごろでした。2017年3月ごろにはヤマトさんの問題が顕在化し(中略)、準備が整い7月に入ってようやくプロトタイプを完成させ、8月からデモを行う体制が整いました。


Q2:近年、電子式コインロッカーには様々なタイプがありますが、SPACERは従来のものと、何が決定的に違うのでしょうか。
まず従来の鍵式ロッカーは3Dプリンタなどの普及で複製可能な時代に入りつつあります。鍵を無くしてしまったり入れた場所を忘れてしまったりといった問題もあります。その中でPASMOなどのカードで開けられる電子式コインロッカーが、都内の駅などに置かれ始めていますが筐体自体数百万円といった高価なものになっております。契約やクローズドな規制でそれ自体購入できないオーナー様も多く、仮に置けてもそれに合わせた金銭をユーザーから徴収する必要があり、普及の妨げになっております。そこで私たちはお弁当箱サイズで鍵を制御し、誰でも安価に始められる単ボックスの電子式コインロッカーを開発しました。物自体も安いのでロッカーを使うユーザーも2時間まで無料で使うことが可能になっております。さらに鍵を他の方と共有することが可能になっており、これによって今までにないマーケットを生み出すことが可能となりました。取りに行けなくなってしまったコインロッカーを他の人に取りに行ってもらったりできるだけでなく、例えばクリーニング屋さんの受け渡しが24時間可能にな ったり、Web上でクイズを出して答えられた人だけ開けられるなどの宝箱のような使い方もできるようになります。

・宅配再配達問題解決に向けて


Q3:SPCERを活用したビジネスモデルのとして、近接匿名取引を特許出願しているとのことですが、具体的にはどのように活用するのでしょうか。
増えていくEC取引とシェアリングのニーズが浸透していく中で、地域間でシェアする機会が増えております。お互いの住所が都内同士など近かった場合に、車などで近くのSPACERに入れて鍵を送信することで配送料なし、梱包なし、今まで数日かかっていた ECが数時間で完了する次世代の近接匿名取引が可能になります。これにより直接会うことでの理不尽な値段交渉や見知らぬ異性に家の住所を知られるといった危険性を回避することができます。

Q4:これからSPACERは、社会の中で、どのように活用されていくのでしょうか。未来の展望をお聞かせください。
私たちが考えている展望としましてはたくさんのSPACERが置かれていくとインフラとして受け渡しというあり方が変わっていくと考えております。配達問題だけでなく、商店街で時間外の受け渡しが可能になったり、リアルなクイズとしてSPACERを利用した新規サービスが始まるかもしれません。是非とも私たちと一緒にいろんなアイデアを実現したいという皆様と一人でも多くご一緒できることを期待しております。

なお、この電子コインロッカー「SPACER」は8月28日、飯田橋ファーストタワーにて行われる「IoT&H/W BIZ DAY 4 by ASCII STARTUP」にて、デモを行うとのこと。また、今後、数十基のSPACERを都内に設置し、広く外部テスト行う予定だ。

SPACER
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