・体温、心拍数、発汗量などを感知できる糸
イギリスにあるノッティンガム・トレント大学の研究チームは、体温、心拍数、発汗量などを計測できる可能性を持つ糸を開発中だという。この糸をパイロットの制服とコックピットの座席に埋め込むだけで、心電図や抵抗温度等のデータを取得することができ、パイロットに疲労の度合いをモニタリングしたり、警告を促すことが可能になるかもしれないという。
・パイロットに負担をかけず有益情報を取得
このスマートテキスタイルの技術を導入することで、パイロットへ負担を一切かけることなく、パイロットの状況をモニタリングすることが可能になるわけだが、特にパイロットへは一切負担をかけることなく有益なデータを取得できるという点に注目が集まっている。スマートテキスタイルを介して収集されたデータは、パイロットの訓練やコックピット環境の向上等のために有効活用されていくと予想されている。
幅広い分野での活用が期待されるスマートテキスタイルの今後に注目したい。
Nottingham Trent University