これまで全く目にしたことのない斬新な形の物体を作り上げることが可能となると同時に、抽象的な事象を学習するAIの可能性が示唆されている。
・独自に開発したAI「SurfNet」を使用
使用するのは、研究者らが独自に開発した「SurfNet」と呼ばれるAIだ。互いに似通ったものであると認識するよう、2次元画像と3次元画像のペアで学習済みだ。
写真を含む2次元画像を用意し、このAIにかければ、VRやAR用の3Dコンテンツが瞬く間に生成される。ちなみに、2枚の2次元画像を使って、幻影のような3Dコンテンツを生成することも可能だ。
・ロボティクスをはじめ様々な分野で応用可能
今回の開発を終え、研究者のひとりが「人間が現実世界とバーチャルリアリティの世界を区別できなくなる未来は近い」と非常に示唆に富んだ発言をしつつも、幅広い分野における有用性を見込んでいる。
具体的には、VRやAR向けコンテンツの生成のほか、インターネット上での3D検索、ロボットや自動運転車による周辺環境への理解の面で今回の技術が重宝されるであろう。
Purdue University