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ラズベリーパイを多機能ロボットに!プログラマブルなロボットアームやカメラを搭載したCrazyPiが登場

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現状のコンシューマー向けIoTに失望を感じている方も少なくないだろう。できることといえばエアコンやルームライトのオン/オフなど、ごく限定されたホームオートメーションのみで、かゆいところに手が届く手や目を備えたIoT機器はあまり見当たらない。

そんな方にも満足のいく、実用性の高いIoT環境が構築できそうな「クレイジーパイ(CrazyPi)」を紹介しよう。

CrazyPiは、ROSとDIYロボットメーカーが設計した豊富な機能を備えたロボットDIYキッドだ。多様なロボットアプリケーションがプリインストールされているので、専門的な知識がなくても手軽にIoT機能を試すことができ、ラズベリーパイとも互換性がある。

・IFTTTと連携してペットや植物を管理


CrazyPiは、あなたのアイデアを実現するロボットを柔軟に構築できる。IFTTTと連携できて、具体的にはuArm(ロボットアーム)をつないでチェスを指したり、ペットや植物を管理したり、遠隔操作でプレゼントを渡したり、といったことができる。

また、ビデオ/オーディオストリーミングを使って、子供の様子をカメラで見守ったり、遠隔に設置されたカメラを使って他の国の様子を見たりといったことも可能だ。

さらには、SLAM(自身の位置を推定し地図を作成する機能)を活用すれば、LIDARセンサーで環境を把握し地図を描画するといった使い方もある。

・ラズベリーパイを即座に強力なロボットに


従来のメーカーのボードロボットと比較しても、CrazyPiはIoTを始めるまでのハードルが低いのも特徴だ。OSとして、UbuntuとROSがあらかじめインストールされている。

また、ハードウェアモジュールはマグネットで接続されるため、工具を使用せずに素早くキットを組み立てることができる。

ロボットシールドボードを接続することで、あなたのラズベリーパイを即座に、CrazyPiの機能すべてが利用できるロボットに変えられる。

CrazyPiは、メインボードキット(29ドル:約3200円)のほか、カメラとメディアボードがついたメディアキット(59ドル:約6500円)、ラズベリーパイIoTキット(192ドル:約2万1200円)、 LIDARキット(238ドル:約2万6200円)、Basic Explorerキット(257ドル:約2万8300円)、など用途に合わせたキットにKickstarterのサイトを通して出資できる。

注目度も高く、すでに既定数に達しているキットもあるが、運よく目的のものに出資できれば、今年の10~11月には発送されるとのこと。

CrazyPi/Kickstarter

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