そこで、認証システムの強化を目指して開発されたのが、電話を取り入れた認証方式技術「Call Certify」である。サービスを利用する手順はとても簡単。まず、氏名や電話番号などを入力して会員登録する。電話発信に同意すると、入力された電話番号に自動発信をし、音声でパスワードが通知されるので、ユーザーはそのパスワードを入力し、認証を完了させるという仕組みだ。
実際に有効な電話番号への発信をおこなって確認するため、架空の人物による登録や、なりすましによるサービスログインを防止することができる。すでに稼動しているウェブサービスに組み込むことが可能で、この認証システムで実在を確認した、正当な登録情報ユーザーであることを検証したのち、本登録を認めるというような登録手順を実現できそうだ。さらに、電話の機種を問わず、スマートフォン、携帯電話、固定電話のどれであっても使用可能なので、特殊なツールを導入したり、新たな設備投資をする必要がないことも、大きな特長になっている。
情報伝達があっという間にできてしまう今のご時世、自分の身を守れるのは自分。セキュリティなどに対する意識を高くして、いろいろなウェブサービスを賢く活用したいものだ。
Call Certify