そんななか、日産自動車の米国法人がそんなうっかりミスを回避可能な業界初の後部ドア警告システムを開発した。
・2名の女性エンジニアが開発
注目の車載システムの開発に携わったのは、日産自動車の北米法人に勤務する子持ちの女性エンジニアの2人だ。
エンジニアの1人がある晩、自動車の後部座席に目をやると、ラザニアが放置されていたという。それから数日間、臭いが消えることはなかった。
その出来事が契機となり、ミシガン州ファーミントンヒルズにあるテクニカルセンターでは後部ドア警告システムを開発するための新プロジェクトが始動した。
・ドライバーが車から離れる時、警笛で後部座席の確認を促す
すでに開発済みの、タイヤの空気圧が下がったことを知らせる“イージー空気圧警告システム”と類似の原理で作動するようになっている。ドライバーが車から離れる時、後部座席に何かモノがあると、ドアのセンサーの反応とともに警笛が鳴り、ドライバーに後部座席を確認するよう促す。
類似のシステムを識別可能であるため、別の自動車のドアに反応し、混乱を招く恐れはなさそうだ。
新システムを標準装備した2018ニッサン・パスファインダーSUVは来月、市場デビュー予定。
Nissan USA