iPad向けに開発されたアプリ「Kindoma」には、今のところ全部で26の有名な子ども向けの物語が用意されている。ユーザーはまず、アカウントを登録する。次に、アプリに接続できるようにするため、家族を招待。アプリを通じてテレビ電話で子どもとつながると、大人側も子ども側も一緒に、ライブラリの中から本のラインナップを閲覧できる。そして、好きな本のタイトルを選択すると、大人側と子ども側、それぞれのiPadがシンクロして動作するようになる。
選択している本の今読んでいるページが、それぞれのスクリーン上で表示され、一方がページをスワイプしてめくれば、もう一方のページもめくられる。また、特定の言葉やイラストなどを指し示すと、ポップアップが出て、もう一方の側にも知らせてくれ、子どもが興味をもった部分や質問があったときなどに、お互いに話題にしてコミュニケーションをとったり、知らない単語を教えてあげるようなことも可能だ。
インターネットの最も優れた特質は、地理的な場所を超越できること。このようなアプリを上手に活用することで、場所を越えて、家族がつながる時間をもち、有意義な時間を過ごせることは、子どもだけでなく、大人にとっても心の栄養となりそうである。
Kindoma