スペインのマラガを拠点とするスタートアップ企業「evovelo」が、ソーラーパネルを搭載した“自給自足”型の電気三輪車「mö」を開発した。
自動車と自転車を融合させた新しいパーソナルモビリティとして、注目されている。
・屋根のソーラーパネルで発電したエネルギーを使って走行
幅140センチ、長さ200センチ、高さ130センチの「mö」は、屋根に装着されたソーラーパネルで太陽光から発電し、そのエネルギーを動力源として利用。
3時間から5時間のソーラー発電で1000Wh(ワットアワー)のバッテリーにフル充電でき、約50キロメートル走行できる。
また、自転車用の駐輪スペースに収まるコンパクトな車体でありながら、運転席と助手席に大人2名と後部座席に子ども2名が乗車できるスペースを確保。
通勤や子どもの送迎、買い物など、日常的な短距離の移動に適したモビリティとして設計されている。
・安定性や快適性を確保しながら、環境にやさしい次世代型モビリティ
「evovelo」では、2017年2月1日から、公式ウェブサイトにおいて「mö」の予約販売をスタート。
販売価格は、4500ユーロ程度(約58万5000円)となる見通しだ。
「mö」は、自転車と比べて、安定性や快適性に優れ、従来のガソリン車と異なり、二酸化炭素を排出せず、電気自動車のように外部電源からの充電を必要としないという、3つの特徴を兼ね備えているのが秀逸といえるだろう。
evovelo