現在世界20都市で展開されていて、年内に宿泊施設100万室で利用可能になる見込みという。
・通話もネットも無料!
handyは客室ごとに用意されるスマートフォンで、宿泊客は滞在中、追加費用を払うことなくホテル内外で自由に使うことができる。
主な利用方法としては、まず通話。ホテルの内線電話としてはもちろん、国内・海外の通話、そしてテキストメッセージも無料で無制限に利用できる。
また、インターネットの利用も可能だ。ローカル通信会社のネットワークを使うので、Wi-Fiスポットなどに限定されずいつでもどこでも使え、またデータ通信量も無制限と太っ腹。
不慣れな街でスマホに搭載された地図機能を使って観光地までのアクセスを調べたり、写真を撮ってクラウドサービスにアップロードしたりと、まるで自分のもののように使うことができる。
・口コミで評判アップ!?
宿泊者、特に海外客にとってはローミングの費用や通信料を気にする必要がなくなり、「本当にタダで使っていいの?」と感激するサービスであることは間違いないだろう。
一方で、handyのレンタル料を負担するホテルにとってもメリットが大きいのがこのサービスの特徴だ。ゲストの満足度がアップし、口コミでの評判が期待できる。
handyによると、実際、導入したホテルでは客室1室あたりの売り上げやレストランの利用なども増えていて、効果が数字となって現れているのだという。
ホテルのWi-Fi整備はもはや当たり前、次はスマホ無料貸し出しの時代到来を感じさせる。2020年の東京オリンピック開催を前に、こうしたサービスが浸透するかもしれない。
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