・スマホアプリを活用した“スマート郵便受け”
エストニアのCleveron社が手がける“スマート郵便受け”「SnapLocker」は、そんな問題の解決の糸口になるかもしれない。
クラウドベースの郵便受けで、スマートフォンアプリを活用し、鍵なしで手紙や荷物を受け取れる仕組み。LAEVというスマートハウスの居住者が利用できるシステムだ。
・QRコードを活用
居住者に権利を授与された配送業者は、スマートフォンの専用アプリを通じて「SnapLocker」にアクセスする権利を取得する。
ロッカーに設置されているQRコードをスキャン後、受取人の指定をおこない、荷物のサイズに適合したスロットを選び、中に荷物を収容する。同じ受取人に違うサイズの荷物がある場合も、1つの受取人にまとめて指定できるという。
・受取人にアラートを送信
その後、指定された受取人にアラートが送信される。受取人がQRコードをスキャンすると、該当のスロットが開いて荷物を受け取れるという仕組みだ。
荷物が何個もある場合、アプリ内でリストを確認できるようになっている。これなら不在が多い人も安心して荷物が受け取れるし、配送業者の再配達の負担も大幅に削減できるだろう。
Cleveron社としては今後、エストニア国外のヨーロッパや北アメリカの市場にこの技術を展開していきたい意向。日本でも一刻も早くこのような仕組みが導入されて欲しいものだ。
SnapLocker