文化は常に月と共にあったし、いずれは月に旅行しようという夢すらも人類は抱いていた。そしてそれは、20世紀に現実のものとなる。
我々にとって、月は極めて身近な存在と言えるだろう。だが現代テクノロジーは、そんな月を卓上サイズの製品にしてしまった。
・本物と瓜二つ!
クラウドファンディングサービス「Indiegogo」。日々奇想天外な発明品が集まるサイトでもあるが、その中に「LUNAR」という製品が出展されている。これはいわゆる月球儀だが、画像を一目見ただけでもその精巧さに圧倒される。NASAの探査機が収集したデータを基に3Dプリンターで製造され、さらに手作業によるペインティングが施されているという。
月のクレーターや海の位置なども、極めて正確に再現されている。
・アプリにも対応!
だがもちろん、LUNARの特徴はそれだけではない。専用アプリをスマホにダウンロードし、それをLUNARの前にかざしてみよう。月に関する様々な情報、たとえばクレーターの名称や月の大気、日照時間、アポロ11号が降り立った地点などが表示される。
このAR機能が、LUNARの最大の特徴である。
本物と瓜二つのディテールもさることながら、月の全容をスマホ経由で学ぶことができる。学校の教材として利用しても差し支えない製品ではないか。
・ラインナップは3種類
LUNARのラインナップは3種類。それらは大きさの違いであるが、一番小さい「Mini」はコインよりも一回り幅広い程度のサイズである。値段は49ドル(約5,500円)から。
ただやはり、重量1.3kgの「Pro」はその迫力も格別だ。月がそのままボールになったかのようである。こちらは現在179ドル(約2万円)からの投資を受け付けている。
出資者への配送は、今年12月を予定している。
Indiegogo