そこで、高齢者の歩行速度に合わせて青信号の時間を自動延長させるスマホアプリが、オランダで初めて誕生した。
・高齢者の歩行速度に合わせて青信号を延長
オランダの基礎自治体ティルブルフ(Tilburg)は、蘭テクノロジー企業「Dynniq」と提携し、歩行者用青信号を自動延長できる高齢者向けAndroidアプリ「CrossWalk(クロス・ウォーク)」を開発した。
スマートフォンのGPS機能と信号のシステム上で稼働するソフトウェアにより、このアプリを利用する高齢者が信号に近づくと、これを信号が感知し、青信号の時間が自動的に調整される仕組み。
青信号の延長時間は4段階で定められ、「CrossWalk」のユーザー登録時に、ユーザーの歩行状態に応じて、アプリ上で設定しておくことになっている。
・2017年秋以降、本格的な実用化へ
ティルブルフ市では、市内に在住する高齢者を対象に、2017年5月から3ヶ月間、「CrossWalk」の試用プロジェクトを実施しており、2017年秋には、その成果検証を行う方針。
ユーザーごとに青信号の時間を自動調整する「CrossWalk」のような仕組みは、高齢者のみならず、子どもの集団登下校などにも応用できそうだ。
Gemeente Tilburg