アメリカのオハイオ発の「Sprout It」というアプリがローンチされている。これは、ユーザーのロケーションに合わせて、植物育成のアドバイスを授けてくれるというものだ。ユーザーはまず、自宅の郵便番号を入力。次に、これから育てようと思う植物や野菜の種類を設定する。すると、アプリはユーザーが登録した位置情報を認識。そのエリアごとの天気予報情報や、植物が植木鉢で育てられているのか、それとも庭で育てられているのかといったような、ユーザーごとに異なる条件に基づいて、季節を通じて、的確な植物育成のアドバイスをくれる。
「Sprout It」は、ガーデニング用品を取り扱うThe Scotts Miracle-Gro Companyと提携をしており、この会社がアプリのスポンサーになっている。ユーザーに、専門会社ならではのガーデニング知識の啓蒙、育成の助言をおこなうことができ、スポンサーとしては、見込み顧客たちの細かいニーズをキャッチしながら、自社の製品を売り込めるという、広告塔としての機能ももっている。あまり売り込みが激しいと客としては幻滅してしまうが、さじ加減を間違わなければ、このようにコンテンツそのものと提携する広告形態も、有効かもしれない。