だが、だからといってエアコンの設定温度を下げ過ぎるわけにもいかない。我々現代人は、電力の大切さを知っている。電気は無限ではない。
電気代をセーブすることは単なる節約ではなく、地球環境にかかわる問題なのだ。それを踏まえた上で、『Mistbox』という製品をご紹介しよう。
・霧の力で室外機を効率化
エアコンは、室内機と室外機に分かれている。
エアコンの動作を司るのは、室外機だ。これが効率のいいパフォーマンスを発揮しないと、部屋は涼しくならない。
だから、室外機にMistboxを設置する、この製品は名前通り霧を発生させ、室外機に吹き付けるというものだ。これにより、室外機を冷却して稼働効率を上げるという仕組みである。開発者によれば、Mistbox設置で最低20%、最大で38%の電気代節約が実現するという。
にわかに信じられないほどの優れた機能だが、さらにMistboxはそれ自体に電力供給を必要としないそうだ。どういうことかというと、室外機から出される風を利用した風力発電でパワーを賄うという仕組みらしい。
スマートフォンと連動し、室外機の稼働効率をいつでも確認することができる。誰も見たことのない省エネ製品が、ここに登場したのだ。
・レンタルサービスも受付中
Mistboxはクラウドファンディング『Kickstarter』で、349ドル(約4万円)の出資枠を用意していた。だが、7月14日現在はその枠をクリックすることができない。早々に埋まってしまった、ということだ。
今は399ドル(約4万5000円)の出資を受け付けている。また、1年間のレンタルサービスにも対応しているとのこと。出資者への発送は、今年8月を予定している。
Kickstarter