抜いたあとのコルクを中途半端に締め直しても、保存できる期間はどうしても限られる。だから開封後はなるべく早くボトルを空けるしかない。
今までもワインセイバーは存在したが、それらに密封性と優美さが兼ね備えられていただろうか。ワインという飲み物のために使う以上、すべての面がエレガントな方がいい。
・etoは空気を抜いて風味を保つ
クラウドファンディングサイトKickstarterに登場したetoは、開封後のワインを保存するための便利グッズである。
使い方は簡単。まずは開封したワインをetoに移す。このetoのボトルネックは、じつはピストン状のバルブになっている。これがグラス部分の空気を抜く役割を果たすのだ。
極めて単純な仕組みだが、この状態で冷蔵庫に入れれば12日間は風味を保つことができる。
従来のワインセイバーはせいぜい3日間、長くても1週間程度の保管が限度である。この違いは、やはり「ボトル内の空気を完全に除去している」という点だろう。
デザインにも注目だ。「シンプルは素晴らしいこと」とよく言われるが、etoのデザインはどのテーブルにも馴染むはず。余計な装飾がなく、それ故に美しい外見である。高級レストランに置いてあっても、まったく違和感がない。
・2種類の素材
etoのラインナップは2種類。ステンレス製と銅製が用意されている。
Kickstarterにおいて、49ポンド(約7,200円)からの出資を受け付けていた。ただし、この枠は早々に埋まってしまったようだ。市場投入価格は79ポンド(約1万1,500円)を予定しているという。
ちなみにetoはIndiegogoでも出資を募っていて、7月14日現在はそちらに受付をシフトしているようだ。
Kickstarter