・人工知能が味覚を解析し、最適な1本をセレクト
その機能を応用し、新たなジャンルを切り拓いたのが「SENSYソムリエ」だ。人工知能の味覚解析によって、個々の好みに合ったお酒を提案するサービスで、主に店舗を対象としている。
詳細は次のとおり。まず、お店側が来店した客にワインや日本酒、ビールを試飲してもらう。ひととおり飲んだら客は、甘味、酸味、苦味など、味覚と好みに関する感想を入力する。その情報をもとにAIが、店内の商品から個々に最適な1本を選び出すという流れだ。
・7月からクラフトビール版が登場!
昨年7月から、ワインや日本酒において、タブレット端末・人型ロボットを介してサービスを提供してきた「SENSYソムリエ」。
今月とうとう、そのクラフトビール版がリリースされた。登録されているのは、J-CARFTやグランドキリンの他、34種類のクラフトビール。その中からワイン・日本酒版同様、一人ひとりの味覚に合わせたおすすめのビールを提案してくれる。
三菱食品と広告代理店アサツーディ・ケイとの共同開発によって実現した本サービス。提供元のカラフルボードとしては、これを単なる接客ソリューションにとどまらせるつもりはないようだ。ここで得た顧客データ分析をベースに、仕入れ計画や販促計画など、小売経営にまつわるソリューションを統合的に展開していくという。
衣服から食へ。「SENSY」の躍進は、まだまだ続きそうだ。
SENSY