宇宙人の存在を信じている人はどれくらいいるだろう?これだけ広大な宇宙なのだから、私たち人類と似た生き物が住む惑星が1つや2つないずがない、と思いたくなるものである。
世界でもこの地球外生命体を探す(総称:SETI)プロジェクトは多く行われているが、なんとIndiegogoにて、今までよりさらに可能性のある探索方法が発表された。
・従来のプロジェクトと何が違う?
従来のSETIプロジェクトは、「もし地球外生命体が存在するならば、常になんらかの光を送り続けていてくれるはずだ」という想定のもとに成り立っていた。
しかし、それだともし相手側が光を送るタイミングがこちらとずれたり、方角が違っていたりすると、我々は彼らのシグナルを受けられないということだ。
そこでSETI Instituteが発表した「SETI Laser」プロジェクトはそんな従来の手法に疑問をもち、「全方位的」に、「四六時中」、かすかな光のシグナルでも感知できるようにする新たな取り組みだ。
・全方位的にかすかな光も逃さないカメラと配置場所
そこで用いられるのが、1秒間に1000回の撮影が可能な技術を用いた特殊カメラだ。とはいうものの、決して値段は高くはなく、量産可能なカメラだそうだ。
地球上で一度に360度全方位の空を見られる地点というのはどこにも存在しない。しかし観測地点を複数に分ければ話は別である。
つまりこれは地球上の空が全方位確認できるよう同時的に6台のカメラを動かせ、どの方角からでもかすかな光をキャッチできるようにする大規模なプロジェクトなのだ。本プロジェクトへ出資をすることで、レーザーポインターやパーカーなど、備品を受け取ることができる。
しかし何より、自分もこの壮大なプロジェクトに参加しているという気持ちだけでもワクワクするのではないだろうか?さぁ、この方法で宇宙人が見つかることを楽しみに待っていよう!
執筆:Doga
SETI Laser/Indiegogo