年に1回、空撮写真のコンテストがおこなわれており、今年は4回目となる。世界の文化や写真を紹介する、あの“National Geographic”と合同でおこなれる「Dronestagram International Drone Photography Contest」。きっとあなたも今年の受賞作のすばらしさに目を奪われるはず。
・カテゴリーは全部で4つ
コンテストは、“Nature”“People”“Urban”“Creativity”の4カテゴリーにわかれて審査される。
まず、“Nature”から。1位を受賞したのは、jcourtialさんの作品。6月の南仏プロバンスのラベンダー畑の写真だ。使用機体は“DJI Phantom 4”。一面に広がる紫の畝はまるで刺繍のよう。そこを一直線に刈り取るラインによって、全体のスケール感がわかり、人がいてここが畑であることを思い出させてくれる。
2位はCalin Stanさんの作品で、トランシルバニアの森に続く、不思議な蛇行する道の写真。3位はFlorianさんの水面を覆う氷の雄大な写真だ。
“People”の1位作品はMartin Sanchezさんの作品。ここはコートだろうか、そこのラインギリギリで人がポーズをとっているユニークな写真。
2位はhelios1412さんのスイレンの池で作業をする人の写真で、印象派の絵画のようにすら見える。3位はfeelingmovieさんの“La Vijanera”というスペインの祭日のお祭りの様子を写したもの。
・迫力ある都市の写真
“Urban”の1位はbachirmさんの作品で、高層ビルを真上から撮影し、まるでジャングルのようにビルが伸びる様子を捉えている。
2位はalexeygoさんの高層ビルの鏡面のような窓を掃除をする人たちの写真。3位はluckydronさんの建物が密集する都市を上空から撮影した写真だ。
・2017年度新設のカテゴリー登場
“Creativity”は2017年度から新設されたカテゴリーで、クリエリティブあふれる作品に授与される。LukeMaximoBellさんの湖面に映る2頭の牛の影がユニークな作品、その他rgaさん、macareuxprodさんの作品が選ばれた。
どの写真もドローンでしか撮影できない、絶妙なアングルや眺望からの写真ばかり。一見の価値アリだ。
Dronestagram