外でイヤホンを使う人ならわかるはずだが、耳から入る情報を遮断すると周囲の危険を察知する能力が圧倒的に下がってしまうもの。アメリカでは過去数年間のうちにイヤホンを使っている人たちの交通事故が増えているそうだ。
しかし、今回紹介する「NUGUNA Neckband」を使えば、そんな人たちの事故を減らせるだけでなく、高齢者や耳の不自由な方の生活をより安心なものに変えてくれるかもしれない。
・左右の異常音を振動で教えてくれる!
NUGUNA Nackbandは首にかけておくだけで、周囲の音を聞きとり振動で危険を教えてくれるネックバンドだ。左右にそれぞれマイクが搭載されており、設定していた高さ以上の音がなると即座に振動でユーザーに危険を教えてくれるというものだ。
バイブレーションモーターも左右に搭載されているため、どの方角から音がなっているのかまで教えてくれるのは嬉しいところ。この振動だけに頼ってしまうのも危険なので、常に周囲には注意を払っておく必要はあるが、少しはこれで危機管理能力を上げられそうだ。
・高齢者、耳の不自由な方にも最適
このアイテムは高齢者、耳の不自由な方の利用も想定している。注意力や聴覚が低くなるといわれる高齢者は、たとえ在宅中でも電話の音や火災報知器の音を聞き逃し、時には大変危険な事態をまねく恐れもある。
しかしこのネックバンドをつけておけば、危険を察知して迅速に次の適切な行動に移ることができるようになるということだ。耳の不自由な方も着けておけば一層安心できるのではないだろうか?
通常モデルは単体で利用でき、スマホ対応モデルだとBluetoothで連携したスマホの通知音なども直接受けられる。NUGUNA Nackbandは2017年8月6日までKickstarterにて出資を募っており、1台99ドル(約1万11250円)で注文できる。
両親や祖父母へのプレゼントとして良いかもしれない。
執筆:Doga
NUGUNA/Kickstarter