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自動運転型専用バンによる配送サービスの実証テストが英国で初めて実施

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英国のネット専業スーパー「Ocado」は、自動運転技術の研究開発を専門とするスタートアップ企業「Oxbotica」と提携し、2017年6月、英国で初めて、自動運転型電気自動車による配送サービスの実証テストを実施。

2週間にわたるこの実証テストでは、デンマークGaria社の小型電気自動車「Utility City」に「Oxbotica」の自律制御システム「Selenium」を搭載した自動運転型の専用バン「CargoPod」が、ロンドン南東部グリニッジ地区の100世帯以上に荷物を届けた。

・GPSに依存しない、独自の自律制御システムを開発


8つの小型コンテナが荷台に装着された「CargoPod」は、最大128キログラムまでの荷物を運搬し、一回の充電で30キロメートルまで走行可能。

「CargoPod」が配送先に近づくと、その旨が顧客に通知され、顧客は、自宅前などに停車中の「CargoPod」で指定された番号のコンテナを開き、荷物を受け取る仕組みだ。

また、「CargoPod」は、「Oxbotica」が独自に開発した自律制御システム「Selenium」により、GPSに依存せず、リアルタイムで正確なナビゲーションを実行できるのが特徴。

車体の前後にはカメラが搭載されているほか、反射光により対象の距離や方向などを測定する「ライダー(LIDAR)」が左右のサイドミラーの上に装着され、他の自動車や街灯など、周囲のあらゆる障害物を検知できるようになっている。

・2019年までの実用化を目指す


自動運転車による配送サービスの実用化には、技術面や法律面など、様々な課題をクリアする必要があるが、「Ocado」と「Oxbotica」では、2019年までに、「CargoPod」による配送サービスを正式に導入したい考えだ。

Oxbotica

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