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カーステレオをジャックして警笛を伝える自転車用スマートベル「AXA Smart Bell」

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車道は自動車のエンジン音や走行音などで常に騒がしく、ラジオや音楽を聞きながら運転するドライバーも少なくないため、自転車のベル音は、運転中のドライバーに届きづらい。

そこで、カーステレオを“ジャック”し、自転車の接近をドライバーに知らせる画期的なベルがポーランドで開発された。

・カーステレオを“乗っ取り”、自転車の接近をドライバーに伝える


「AXA Smart Bell(アクサ・スマートベル)」は、大手保険グループのアクサ(AXA)とポーランドの広告代理店「FCB Warsaw」が半年間かけて開発した自転車用ベルだ。

自転車のハンドルバーに装着されたベルを弾くことで、周辺の自動車のカーステレオに信号を発し、警笛を車内のスピーカーから鳴らすのが特徴。

この警笛音は、カーステレオがオフになっていてもスピーカーから鳴り、ラジオや音楽が流れている場合は、これらを一旦中断させて、自転車の接近をドライバーに伝える。

また、このベルはサドル後部のディスク型の照明と連動しており、ベルを弾くと、照明の色が赤から緑に変わる仕組み。

音と光を使って、自転車の接近を周辺のドライバーに伝えることができるというわけだ。

・商品化が待ち望まれる!


「AXA Smart Bell」は、交通安全の啓発キャンペーンの一環で開発されたもので、現時点では、商品化の予定はないとのこと。

“カーステレオを乗っ取る”という大胆な発想から生まれた画期的なこの自転車用ベルは、自転車と自動車を安全に共存させるツールとしても、注目に値するだろう。

AXA Smart Bell

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