スタートから1年弱。今夏、ついにプロジェクトの最新版となる製品を発表。世界とつながる窓「Window with Intelligence」の、実用化に向けたプロトタイプが公開された。
・7つの機能で暮らしをより便利に
「Window with Intelligence」のコンセプトは、“窓が情報を持ったなら”。家族が過ごしやすいコンディションを認識して室内環境を整えたり、家族や遠く離れた人とつながるコミュニケーションツールにもなるなど、毎日の暮らしを便利にする窓として考案された。
基本機能は、主に7つ。透明有機ELを樹脂製窓フレームに組み込む(特許出願中)ことで、窓の基本性能を保ちながら、天気や室内環境を元に、換気を自動調整する他、AIスピーカーやインターネットを介して、屋内の家電をコントロールすることもできる。遠く離れた人と対話できるビデオチャットやお絵かき・メモを残す機能も、盛り込まれている。
・実用化は3年後!?
フレームは、高性能樹脂窓“APW430”の形材を採用。表面のガラスは、タッチセンサー付き透明有機EL。両面強化ガラスを含む3層構造となっている。
YKK APでは、昨今のスマートホーム化への新提案として、3年後の実用化をめざしているという。現在、YKK APショールーム新宿特設ギャラリーにて公開中。展示時間は10時~17時まで。都会の片隅でちょっとしたIoT体験をするのも、面白い。週末のお出かけにいかがだろうか。
Window with Intelligence(特設サイト)