シューズといえば、既成品の中から好みのものを選んで購入する人がほとんどだろう。6月にクラウドファンディングサイトKickstarterに登場した「Ki ecobe」は、これまでのそうした常識を覆すものだ。
・5つのパーツをカスタマイズ
この商品、ストラップ、インブーツ、アウトソール、インソール、そして靴ひもという5つのパーツを、自在に組み合わせて自分だけのオリジナルを作れるという「モジュラー型シューズ」。各パーツにそれぞれオプションがあるため、その組み合わせ総数は実に1万125通りに及ぶ。シューズの完成にあたって、接着剤や特別な道具は一切不要。好きなカラーをパーツごとに選んで、あとは自分で組み立てるだけだ。
・環境にも優しい設計
このKi ecobe、大きな売りの一つは環境に優しい設計ということだろう。例えばアウトソール部分が消耗したとしても、他のパーツは捨てる必要がない。アウトソールのみを交換すればよいだけだ。各パーツを複数もっておけば、TPOに応じて手軽にデザインを変えるのも楽しそうだ。用途としては、普段の外履きのみならず、室内用のスリッパとしても使える。また、インブーツ部分は洗濯機で簡単に洗濯可能なため、汚れにも強い。
シューズを自分でカスタマイズする、という発想は今までなかった斬新なアイデア。Kickstarterでは、1ヵ月近くの期間を残して目標額の3万ドル(約340万円)を余裕で達成している。男女兼用で、サイズは22cmから1cm刻みで30cmまでの9通り。今支援を行えば、早期割引として1足79ドル(約8900円、送料別途)で入手可能だ。
Ki ecobe - Customizable Self Assembled Footwear