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Marketing 【Interview】あの“ビリギャル”もここから生まれた!体験談特化型ブログサイト「STORYS.JP」の新たな挑戦

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【Interview】あの“ビリギャル”もここから生まれた!体験談特化型ブログサイト「STORYS.JP」の新たな挑戦

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2年前に出版されるや否や、各方面で旋風を巻き起こした「ビリギャル」。その後、有村架純主演で映画化され、大ヒットを飛ばしたのは記憶に新しいところ。

さて、この「ビリギャル」。発端は、ある投稿サイトに寄せられた1本の物語。ここには、誰かの人生体験談が毎日のように投稿されている。そこから、11作品が書籍化。うち1作品が「ビリギャル」であり、多くの人の目に触れることとなった。

今回ご紹介するのは、その投稿サイトのほう。“ひとりの人生は、他の誰かの力になる”をコンセプトに運営される、ブログ投稿サイト「STORYS.JP(ストーリーズドットジェーピー)」だ。利用者は10〜80代まで幅広い年齢層の男女。職業も学生、主婦、サラリーマン、経営者、女優、ホスト、大学教授など多岐にわたる。

先月末には、企業マーケティング活動の一環として、ユーザーと一緒にストーリーを紡ぐ「リクエストストーリー」を開始。ブランディング構築をサポートすべく、サービスを展開していくという。新たな挑戦に向かって走るコインチェック社、STORYS.JP事業部編集長、清瀬 史(きよせ たかし)氏に、話を聞いた。

・名もない人々の物語を共有し、交流を深化させる場所


Q1:まずはさかのぼって、「STORYS.JP」提供の経緯からお聞かせください。
SNS時代に突入し、TwitterやFacebookなど、ネットコミュニケーションが加速しましたが、人は3行におさまらないストーリーを持っています。

名刺にのらない人のストーリーが共有、活用、蓄積される世界を作り、人のコミュニケーションを深化させるために、「STORYS.JP」が誕生しました。

Q2:今回新たに追加されたサービス、「リクエストストーリー」についてお聞きします。企業のマーケティング活用となると、これまでの投稿スタイルとは異なる面が出るかと思われますが、審査など選考に当たって御社のほうで留意している点はあるのでしょうか。
ユーザーから投稿してもらう際の審査は、あまり細かくしてしまうと、コンテンツの幅感が狭まってしまうので、必要最小限しか行いません。企業の商品やサービスに関するストーリーの投稿は過去にもありましたが、他のストーリーと遜色なく、多くの方に好意的に読んでいただきました。

また、今回は投稿されたストーリーの中から、外部配信・マーケティングに利用されたいストーリーを企業側で選定してもらい、そちらを利用する流れとなっております。

・人に生きる力を与える場所でありたい


Q3:「リクエストストーリー」は、利用する企業に、どのようなメリットをもたらすのでしょうか。
「リクエストストーリー」は、一般的なスポンサード記事と違い、大半は企業のサービスや商品に関心ある方に、執筆してもらうことになります。

企業ブランドのファンに、「そのブランドとの思い出」や「ブランド体験」を生の声で語ってもらうことで、サービスや商品を購入した後の体験までもリアルにイメージできますし、効果的に「ブランドの魅力」を、読者へ伝えることも可能です。また、書き手も「ブランドとの思い出」を思い起こすことで、企業に対するファン感情を再燃させます。

Q4:サービス全体の今後の展開について、教えてください。
ストーリーは人の心に届きやすく、ファン感情を醸成する特性があります。私たちは、ストーリー共有の場を形成し、人が、人や企業のファンになる場を作っていきます。企業も人。消費者と変わらない同じ生身の人間が中にいます。

「STORYS.JP」にいけば、場所も時間も身分も超えて、ありとあらゆる「人のストーリー」に出会える、自分の人生だけでは知りえなかった気づきを得られる。そういう場の存在が、人に生きる力を与えてくれると信じています。

(取材・文 乾 雅美)

STORYS.JP

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