3Dプリンターが一家に1台という時代が到来か?とにかく安くて、置き場所にも困らない3DプリンターがKickstarterに登場した。
それが、会社にとって2世代目となる3Dプリンター「Obsidian」だ。
・元Apple社員設立の会社
じつはこの製品を開発している会社Kodamaは元Appleでプロジェクトマネージャーを担っていたMichael Husmann氏。このObsidianは世界中のすべての人に3Dプリンティング技術に触れてほしいという思いから生まれたプリンターだ。
3Dプリンティングの素材として一般的なPLA樹脂だけでなく、ナイロン、ABS樹脂、PETG(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート、カーボンファイバーなど、この1台で豊富な素材に対応している。上位モデルの方はタッチスクリーンモニターだけでなく、製造過程を撮影できるカメラ付きだ。
・コンパクトで値段もお手頃
3Dプリンターと聞くと大きなものを想像しがちだが、このプリンターは本体サイズが縦27cm、縦29cm、高さ31cmと大変コンパクト。形状もほぼ立方体に近いため、これならデスクの上に置いてもかさばらず、見た目もスマートだ。
そして驚くのが値段。なんと当初タッチスクリーンモニターがついていない一番安いモデルで49ドル(約5560円)、タッチスクリーンモニター付きのモデルでも99ドル(約1万1250円)と、とにかくお手頃なのだ。
Kickstarterではすでに最安のモデルが売り切れとなってしまっているため、現在注文できるのは99ドルのモデルからとなる。2017年7月29日まで出資を募っており、発送は12月頃を予定しているそうだ。
会社設立者の思い描く通り、「使ってみたいけど高いし...」と控えていた人たちでも手を出せるプリンターといえるだろう。
執筆:Doga
Obsidian/Kickstarter