過去スマートホームの利便性を強化するデバイスとして注目を集めたスマートボタンのFlic。このデバイスに新たにハブデバイス「Flic Hub」が加わることとなった。
・クリックするだけであらゆる実行ができる
Flicそのものは丸いシンプルなボタンで、スマホとBluetoothで接続して設定・管理をするIoTデバイスだ。機能はシンプルで、ボタンのクリックにタスクを割り当ててショートカットを作るのみ。
タスクは最大3つまで割り当てられる。例えばスマートライトに紐づけて、ボタンを1回クリックすると電気をつけ、ダブルクリックでムードのある照明カラーに切り替え、長押しで映画鑑賞用のカラーに切り替えるといった具合だ。
そこに今回のハブデバイスが加わったことにより、60個までボタンを連携させることが可能になった。しかもこの固定のハブデバイスを中継することとなるので、従来のようにボタンを押すときに所有者のスマホが近くになくても動くようになったのだ。
つまりユーザーを選ばなくなったということだ。これはかなり嬉しい。
・引き続き豊富なデバイス/サービスに対応
対応している有名なスマートホームデバイスは、Philips、SONOS、nest、LIFX、SmartThings、Apple TV、IKEAと豊富だ。IFTTTにも対応しているのでもはやスマートホームデバイスは何でもコントロールできてしまう。
見た目は小さいが、あるとかなり助かるマジックボタンと言えるだろう。このFlic HubはIndiegogoで出資を募っており、ハブデバイス単体であれば69ドル(約7750円)、ボタン3つをつけると109ドル(約1万2240円)だ。
さらに付属のIRアクセサリーをつければ、テレビやエアコンの操作も可能になるそうだ。スマートホームに興味のある人はぜひチェックしてみてほしい。
執筆:Doga
Flic/Indiegogo