通常のノートパソコンの画面をタッチスクリーンにしてくれるデバイスは過去に登場したが、新たな体験を私たちに提供してくれる画期的なデバイスがまた登場した。それがノートパソコンのインカメラに取り付けて使う「CozyTap」だ。
・マウスの操作を指先だけで?
CozyTapは小さなクリップのようになっており、ノートパソコンのインカメラに被せるように取りつけ、キーボードの上の指の動きを認識して様々な操作を可能にするデバイスだ。たとえば親指を曲げた状態で手をスクロールするとマウスのカーソルを操作でき、その状態で中指を軽くタップすれば右クリック、人差し指が左クリックといった具合だ。
さらに親指と人差し指を折り曲げるとドラッグ、親指と人差し指でつまむようにするとズームイン/アウトができ、親指と中指をこするとスクロールというように、これだけでマウスの機能をほぼカバーしているのだ。
・ジェスチャーコマンドをカスタマイズ!
たとえば両手でハートを作ると絵文字のハートがメッセンジャーで送れたり、人差し指と小指を立てて音楽を再生させたりと、自分の好きなジェスチャーとコマンドを割り当てられるのも特徴だ。WindowsとMacOS両方に対応している。
このCozyTapは現在Indiegogoでキャンペーンを実施しているが、まだあまり情報が公開されておらず、詳しい仕組みや仕様に関しては不明だ。インカメラのレンズ視野を屈折させてジェスチャーを認識しているようなので、キーボードをタイプしている際の誤作動などが気になるところ。
とはいうものの、問題なく使えるようであればもはやマウスやトラックパッドすら使う必要もなくなり、タイピングとカーソルのシームレスな操作が実現できるだろう。ちなみに1つ39ドル(約4380円)で、発送は2017年10月頃になる予定だ。
製品化を楽しみに待っていよう!
執筆:Doga
CozyTap/Indiegogo