多くの登山家を惹き付けてやまない世界の最高峰エベレスト。最近、冒険家の三浦雄一郎さんが史上最高齢の80歳で登頂に成功したことから注目が集まったばかりだが、多くの人にとってエベレストは一生足を運ぶことがない“秘境“だろう。しかし、このほど登場したアプリ「Mount Everest 3D」を使うと、わざわざネパールまで行かなくても手元の携帯端末で3Dによる迫力あるエベレストの風景を楽しむことができる。

このアプリの特徴は何といっても3Dでエベレスト全体が楽しめることだ。衛星で撮影された高解像度の最新データを活用した映像は臨場感たっぷりで、岩肌、急峻な崖、ベースキャンプ、氷河といった風景を目の当たりにできる。またベースキャンプから頂上までの複数のルートや天候、周辺のトレッキングルートなどの情報も紹介される。スクリーンにタッチして映像を拡大したり、いろんなルートを指でなぞって試したりすることもできるので、居間にいながら登山気分を味わえる。

ドイツの会社「3D Reality Maps」が開発した。iOSとAndroidの端末で利用でき、対応言語は英語とドイツ語のみ。普通の人は無料バージョンで十分楽しめるが、実際に現地に足を運ぶという人向けにはルート記録やソーシャル機能などが備わったプロバージョン（有料）もある。

Mount Everest 3D