そんなときは、「alluume(アリューム)」に飛び込もう。ここには、同じ悩みに苦しんだ人生の先輩がたくさんいる。あなたと同じ悩みを乗り越えてきた悩みの師匠、素敵な“メンター※”に出会えるのが、このサイトだ。
提供元は、先月設立したばかりのLante。代表取締役社長CEOの大畑 亮介(おおはた りょうすけ)氏が、サービスに込めた思いを語ってくれた。
※メンター:仕事上(または人生)の指導者、助言者。
・さまざまな審査を経てメンターを決定
Q1:まずは、このようなサービスを提供するに至ったきっかけから、お聞かせください。
前職は、大手企業の法人営業でした。社員数も多く、業界の成長を肌で感じられるようなスピード感と活気のある会社でしたが、その成長過程で、将来や仕事の悩みを抱える仲間たちを、たくさん見てきました。
仲間の相談を聞くうち、悩みを抱えている人の手助けができましたし、感謝される機会も増えていきました。この小さな動きを自分の周りだけではなく、悩みを抱える社会人にも波及させたい。手助けをしたいという思いが、一番のきっかけですね。
Q2:相談を受けるメンターは、誰でもなれるものなのでしょうか。登録の条件について、教えてください。
誰でもなれるわけではありません。ご登録の際、書類審査と面談を実施しております。審査基準は複数ございますが、困難を乗り越えたことがある方、人や社会の役に立ちたい方か、そして、人生の経験をどう生かしたいかという、メンター自身の思いも重視しています。
・相談は対面で
Q3:ウェブやアプリでのカウンセリングサービスは多数存在しますが、それらとの決定的な違いは、どこにあるのでしょうか。
対面式であるという点が、一番の違いです。競合のほとんどは、ウェブや電話だけで完結しようというものです。ユーザーヒアリングをしたところ、相談は対面で行いたいという声が圧倒的に多く、私自身とても驚きました。同時にウェブやSNSが普及している中で、そのような結果が出たことに、うれしさも感じましたね。
ただ対面式となると、知らない人と2人きりで会うのは不安な方もいらっしゃいますので、希望者に対し、初回のみスタッフが同行するサービスを提供する予定です。原則として相談場所はカフェなどのオープンスペースのみで、相談日時と場所が決まった時点で、運営に連絡を入れていただくようなシステムとなっております。
Q4:今後の展開について、教えてください。
現時点では「alluume」をより拡大し、ユーザーとメンター、双方の人数を増やしていくことですね。多くのカウンセリング系のサービスは、"心理カウンセリング"にフォーカスを当てていますが、申込みのハードルが高いと感じる方も多いので、気軽に相談ができるポジションを、着実に取っていきたいです。
将来的には、企業向けのサービス提供も、展開する予定です。サービスを通して、一人ひとりが多様性を認められるような社会の仕組みや、きっかけを作っていきたいですね。
「alluume」では現在、ホームページでメンターを募集中。正式リリースは、秋頃の予定だ。あなたの経験が、誰かを救うかもしれない。興味のある人はぜひ、サイトをのぞいてみて。(取材・文 乾 雅美)
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