これによって、インターネット上には、宿泊施設やフライトにまつわる様々な情報が溢れるようになり、旅行者にとっては、旅行の予約に手間を要したり、自分に合ったものを見つけ出しづらい面があるという。
・旅行代理業と共有経済を融合させたP2P型プラットフォーム
オランダで創設された「TRVL」は、旅行者に代わって、旅程をつくり、宿泊先やフライトの予約を代行する“代理人”と旅行者を直接つなぐP2P型のオンラインプラットフォームだ。
「TRVL Agent」と呼ばれる“代理人”は、「TRVL」の提携先である旅行予約サイト「Booking.com」や「Hotels.com」を通じて140万軒以上の宿泊施設にアクセスし、個々の旅行者のニーズや嗜好などにあわせて旅程を作成。
「TRVL Agent」が提案する旅程を依頼主の旅行者が承諾し、宿泊施設への予約が成立すると、10%程度の手数料が「TRVL Agent」に支払われる仕組みとなっている。
・自らの旅行体験から報酬をゲット
世界最大級の「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」や日本の「フォートラベル」などの旅行口コミサイトでは、旅行者たちが自らの体験や感想を投稿し、ホテルの評価や旅先のおすすめスポットなどを共有し合っている。
「TRVL」は、このような旅行口コミサイトの仕組みをさらに進化させ、誰もが、自らの旅行体験を生かして他の旅行者をサポートし、報酬を得るモデルを構築している点が特徴。
共有経済(シェアリング・エコノミー)の概念を旅行代理業に応用したユニークなプラットフォームとして、注目されている。
TRVL