これが電動ボードなの?!と思うくらいシンプルなつくりながら、セグウェイのように体重移動だけで進行方向をコントロールして進むことができるというもの。乗る人のレベルに合わせてアプリでスピードやボードのアングルなども調整できる。
・小道も通れる!
MOOVはボードの両端に直径約23センチのタイヤが付いているというデザイン。全体の幅は約66センチとセグウェイなどに比べるとかなりコンパクトだ。
しかもセグウェイのようにハンドルはない。手を置く部分がなくても、両足を置くボード部分が安定しているので、バランスを取るのはさほど難しくなさそうだ。
・蛇行やターンも
操作は体重移動で行う。進みたい方向に体を倒すだけで、進行方向を決められる。右、左と交互に体重をかけると蛇行でき、もちろんその場でのターンもできる。
いくらボードが安定しているとはいえ、皆が最初から上手に乗れるとは限らないので、MOOVでは専用アプリでスピードなどの設定を変えられるようになっている。
アプリはBluetoothでMOOVと連携し、スピード、ボードの角度や柔軟性、進行方向操作の感度などを設定できる。ちなみに、スピードは最大時速24キロ、1回のフル充電で19キロ走行できる。
・セグウェイに続く乗り物に?
MOOVは米国テキサス州拠点のスタートアップが開発。現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金を調達中だ。価格は1099ドル(約12万円)〜と決して安くはないが、すでに目標額を達成し、反応は上々のようだ。
残念ながらMOOVの発送は米国限定。仮に日本へ発送オーケーでも、日本の公道では電動スケボー走行は認められていない。
しかし、海外でこうした乗り物が浸透して市民権を得れば、セグウェイが観光地などで活用されているように、MOOVのような電動ボードにも活路が開けるのかもしれない。
MOOV/Kickstarter
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