Bondsyは交換に出す物に制限がないだけでなく、対価も自由に決められるのが特徴だ。例えば、サイトを見るとBondsyのCEOはピンク色のヘッドフォンを交換リストに掲載し、コメント欄で「友人からプレゼントされたものだけど、ご存知の通り、ボクはピンクが似合わないから」と説明し、対価として「ランチ、または料理本、もしくは秘密の暴露」を求めている。この投稿に対し、友人の1人が「決める前にちょっと借りてもいい?」と尋ねる、といった具合だ。
もう1つの特徴が、仲間内だけのネットワークとなっていること。他の「売ります買います」サイトのように、見知らぬ人と気骨が折れるやり取りをする羽目になってうんざり…ということがないのも安心だ。また、この物々交換を、しばらく会っていなかった友人と旧交を温めるチャンスとしても活用できる。
BondsyのCEOは数年前にブラジルからニューヨークに引っ越す際、Flickrを活用して所有物すべてを処分した。その過程で、友人と会って物を引き渡すという作業が意外に簡単ではなことに気づき、Bondsyのアイデアがひらめいたという。「ソーシャルネットワークを実世界で友人と触れ合うためのツールとして活用してもらいたい」と語っている。
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