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洋上でも二酸化炭素ゼロ! 世界初の電動無人貨物船がノルウェーで来年就航

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fullsizeoutput_2b15環境への負荷を減らそうと、自動車やバスなどの乗り物では二酸化炭素をまったく出さない電動タイプが浸透しつつある。

そうしたゼロエミッションの取り組みが洋上でも進んでいる。ノルウェーの企業はこのほど、電気で動く貨物船を来年就航させると発表した。環境に優しいだけでなく、なんとこの貨物船、無人で自動航行する。

・CO2を年678トン削減


このプロジェクトは肥料メーカーのYARAと、工業グループのKongsberg Gruppenによるもの。世界初の電動無人貨物船「YARA Birkeland」を建造し、2018年後半にも就航させる見込みだ。

現在陸上輸送しているYARA社製品の運搬にYARABirkelandを活用する。YARA Birkelandが年間に運ぶ量は、ディーゼルトラックによる輸送4万回分に相当し、二酸化炭素を年間678トン削減できるという。

fullsizeoutput_2b17・2020年に完全自動航行


電動であることに加え、YARA Birkelandは自動運転機能を搭載している点でも最先端をいく。就航後しばらくは人員が乗り込むが、2019年からリモート操作に移行し、2020年には完全に自動航行にする。

また、運航に加え、貨物の積み下ろしもゆくゆくは完全自動にする見込みとのこと。

温暖化対策では、米国がパリ協定脱退を表明したニュースが記憶に新しいが、こうした民間企業による取り組みが今後も一層出てくることを期待したい。

YARA

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