もっともそれは、子供に限ったことではない。大人だって、スマートフォンでゲームをする。それが歩きスマホという形で社会問題になっているほどだ。その様子は健康的とは言い難い。
ならば、誰しもが楽しめる健康的なスマホゲームを作ろうではないか。
痛くないボクシング
外で遊ばない子供に悩むデンマークのお父さんが、一念発起してこんな製品を作ったボクシングゲームが「Jabii」である。
これは伸縮自在のマジックハンドを使ったゲームで、先端のパッドをぶつけ合って対戦する。付属のヘルメットに内蔵されたセンサーとスマホアプリが連動し、バーチャルゲームとして遊べるというわけだ。
ボクシングといってもゲームだから、パッドにぶつけられても痛くない。だが映像を見る限りは、相当な運動量が求められるゲームだ。相手の攻撃を避けるためにダッキングやスウェイバックをしなくてはならないから、運動不足もすぐに解消されるだろう。
休日はこのJabiiを持って公園に出かけ、親子で対戦という光景もいずれ見かけるかもしれない。
83円から出資ができる
Jabiiは現在、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で出資を受け付けている。
Jabii本体+ヘルメットの2パックセットが939デンマーク・クローネ(約1万6,000円)という値段だ。また、製品を求めなくても5クローネ(約83円)からの応援投資ができる。
こうした趣向のゲームは、フィットネス目的で使うこともできるはずだ。実際に身体を動かしながら遊ぶスマホゲーム、というのは今後も続々開発されていくだろう。
Kickstarter