自動車大国アメリカでも、事情は同じらしい。大都市サンフランシスコから飛び出したのは、一風変わった車のレンタルサービス「CANVAS」。家賃のように、月ごとに車の所有権を更新するという、とてもユニークなものだ。
・月額約5万円から利用可能
所有できるのは、使用年数3年未満の中古車。専用プラットフォームがあり、そこから好きな車を選択できるようになっている。月の基本額452ドル(約5万円。車種によって変動あり)で、この中にメンテナンス、保証、保険、登録、サポート料が含まれる。
500マイル(約800キロメートル)までなら、走行距離費は無料。それ以上になると、規定に沿った額が加算される仕組みだが、利用率が高いドライバーのために、定額マイレージプランも用意されている。使わなかったマイレージは、翌月に持ち越し可能。プランのアップグレードやダウングレードも、自由に組み替えられる。
・マイカーじゃない分、気楽!?
利用法は簡単。車とプランを選び、サイト上から申し込むだけ。その後、ユーザーのスケジュールに合わせた日時に、きちんと整備された車が自宅に届けられる。
車は月末に返却。気に入った場合は契約更新して引き続き使ってもいいし、違う車を新たにレンタルしてもいい。利用期間が長くなるほど価格が下がるので、長期契約のほうが断然お得ではある。
決して安い金額ではないが、ローンの返済や面倒な車検が省かれることを考えれば、やはりコスパは高いかも。現在は、サンフランシスコベイのみでの展開。エリア拡大は、今のところ未定だ。
CANVAS