「Doodle3D」は、そんな3Dプリンタの技術を活用し、自分が“手書きで描いたスケッチ”を立体で再現するツールだ。もちろん、難しい3Dデザインの知識は一切不要で、ペンをもって絵を描ける人なら誰でも利用することができる。「Doodle3D」はiPadやPCと同期させることができ、「Doodle3D」のWiFi box本体を3Dプリンタに直接接続させて使う。ユーザーはiPad上で、アルファベットなどの文字や棒状の物体など、シンプルな形状のオブジェクトといった“落書き”を描くと、その図案は「Doodle3D」のWiFi boxを経由してプリンタにデータが送信され、一層一層プラスチックで成形されていく。待つことたった数分で、自分が描いた世界に1つだけのオリジナルデザインが現実のものとなる。
「Doodle3D」はオランダにベースを置くチームが開発しており、Kickstarterで70000ドル以上の開発資金を集めている。将来的には、手書き画像を読み取るだけでなく、スキャンした対象をプリントできるようになる機能など、新たな機能拡張を視野に入れているという。今後も、このように私たちの胸を高鳴らせてくれる、夢のようなツールが次々と現実化してくるかもしれない。
Doodle3D