しかし、たくさん撮影したはいいけれど、育児で忙しくビデオの編集に時間が割けない。結果として見返すことは少なかったりする。そこで、手軽に撮れて、しかも編集の手間を省いてしまうビデオが登場した。
ボタンの形をしたウェアラブルカメラ「Benjamin Button」。ソフトウェアが人の顔や動き、音などを認識し、自動でベストシーンを抽出してくれるというものだ。
・日常をハンズフリーで撮影
イベントがあるときなどは三脚を構えて撮影に臨む人が多いかと思うが、Benjamin Buttonはどちらかというと何気ない日常シーンでの使用を想定している。
重さはわずか60グラム。衣服などにクリップでつけられるようになっている。シャツのポケットなどにつければ、一緒になって遊びながら子どもの自然な表情を撮影することができる。
・ベストシーンだけを抽出
撮影したビデオは、自動的に編集される。被写体の表情や動き、笑い声、歌声などをとらえ、ベストなシーンだけを抽出してショートクリップにまとめてくれる。
なので、ユーザーはただ撮影するだけで専用アプリ(iOS、Android)ですぐに“編集済み”ビデオを閲覧でき、シェアもできる。もちろん、未編集状態での閲覧も可能だ。
ただし、カメラとスマホのWi-Fi接続はカメラを充電するときのみに限定される。
・子どもの安全にも配慮
ファミリーでの使用を意識しているだけあって、Benjamin Buttonは子どもが口にしても安全な素材でできている。また、水の中に落としたり少々荒い扱いをしても大丈夫なのも、親にとってはありがたい。
こんなの欲しかったという人は多く、クラウドファンディングサイトKickstarterではすでに資金調達の目標額を達成。商品化はほぼ確実な情勢だ。
現在、179ドル(約2万円)〜となっている。出資は7月3日まで受け付けるので、さりげないファミリービデオをたくさん撮りたいという人は検討してみてはいかが。
Benjamin Button/Kickstarter
https://ksr-video.imgix.net/projects/2930784/video-782757-h264_high.mp4